錦織圭vsワウリンカ感想

46e ABN AMRO World Tennis Tournamentの準決勝、錦織圭vsワウリンカを見てきた。ワウリンカは体格が一回り大きく筋肉もモリモリついているような見た目で、こんな人のストロークを受け続けたら疲弊するだろうなぁ、オレだったら嫌だなと思いながら見ていた。

ファーストサーブも190~200km/hくらいのがバシバシ入ってくるし、対して錦織のファーストサーブなんて160~170km/hでそんなに入らないし、そんなんだからブレイクなんて中々できない。キープするのもデュースとか40-30とかギリギリ。セカンドサーブをなるべく深くいれてあとは足を使ってラリーを頑張る。相手のセカンドサーブを返したらなるべく前にでる。少しでも隙きを見つけたら前にでる。上下左右に走る。これは苦しい。

明らかにワウリンカの方が強いテニスをしてるし見た目もコケージョンだからみんなワウリンカ応援するのかと思っていたが、意外なことに錦織はかなりの人気者だった。大男に対してドロップショットやエアKを駆使して挑む姿は、万国共通人の感情を揺さぶるのか。みんな何かしら挑みながら生きている。

コツコツコツコツラリーを続けたけど結局錦織は負けた。でも、フルセットまでいき最終セットも6-4の善戦だった。これが人生初めてのテニス観戦。初めて試合を通して観たけど、こんな良いものだったとは。このプレッシャーの中、錦織圭は戦い続けているのかと思うと、オレももっと真面目に生きていかねばならないと深く反省すると同時に勝手に勇気をもらった。なんだかよく分からないがシュガーマンを見終わったのような感覚をロッテルダムで一人思った。以上。