フリーランス
「フリーランスを代表して 申告と節税について教わってきました。 単行本 – 2005/12/8」の理解をメモ
https://www.amazon.co.jp/dp/4534040016
税金の求め方
- 所得 = 売上(収入) - 経費
- 課税所得 = 所得 - 各種控除
- 税額 = 課税所得 × 所得税率
サラリーマンとフリーランス
- いわゆるサラリーマンは給与所得者。会社がまとめて年末調整する人たち。
- 対するのは事業所得者。事業を行い、給与ではなく報酬を得る人たち。
- 給与と報酬の違いは大雑把に言うと仕事の受け方。時間給いくらは給与、この仕事いくら(出来高制)は報酬。
- 給与所得者は給与所得控除がある。大体が、(収入 - 給与所得控除) × 税率が税額となる。一方事業所得者にその控除はない。自力で経費を算出する。
所得税の速算表の見方
- 例えば年収1,000万の場合、税率は33%で、控除額は1,536,000円。このとき税額=(10,000,000 - 1,536,000) × 0.33 + 1,536,000 × 0.23 = 3,146,400
税金の種類
- 住民税は、一律10%
- 事業税は、ITエンジニアが払うことになるかはケースバイケース。問い合わせるのが無難。計算例としては、収入800万、経費400万の場合、事業税 = (800万 - 400万 - 事業主控除290万) × 5% = 5.5万。
- 消費税は、売上1,000万超えの場合にかかるので、しばらく無視していい。
- 固定資産税もしばらく無視。
社会保険
- 国民年金は将来傷害年金を受取る可能性を考慮し、入っておくのも手
経費
- 領収書は最低15%の金券と思え。
- 領収書が無い場合は伝票処理。税務署はその気になれば裏を取れるから自分で伝票書くことに後ろめたさは必要なし。
- まともな勘定科目とまともな配分が重要。
- 減価償却もあるよ
青色申告
- 青色申告と白色申告の違いは複式簿記
- 青色申告のメリットは(1)青色申告特別控除 (2)純損失の繰越控除 (3)青色専従者
- 青色専従者は、一人で1,000万稼ぐより、共働きで500万ずつ稼ぐほうが税率圧縮により得、ということ
所感
個人事業主は、やりよう状況によっては税額を調整できるのがいい。その年の利益が多すぎれば経費を増して(減価償却○○とか)利益を圧縮するとか。
一方、社会保険に関しては給与所得者に対する優遇(扶養者控除、傷害保険、、)が際立つことが判明。