脳のパフォーマンスを最大まで引き出す神・時間術

なんで自分はこんなに勉強ができなかったんだろう、仕事のできない人間なんだろうと問い続けて生きてきたが、自分では脳みそのスペックは人より少し劣ることはあっても目も当てられないほど酷いものではないと信じていて、最大の問題は何かをやり遂げようとする意志が決定的に弱いのだという結論に至っている。何も続きはしない。ではなぜそんな状態なのかと言えばそもそもやりたいことが何も無いのだ。でも周りを見たらみんな人生の意義を感じて生きているかといえばそうでもなくて、それなのに一流大学に合格することができて仕事も早くて、どうやったらそんなスペックを持てるのかと感心することしきり。で、なんとなく私も意志が弱くても何かを取り敢えずやり遂げる方法を知っていればこんな状態にならなくて済んだのではないかと思い始め、そんなときに知ったのがこの本だ。

脳のパフォーマンスを最大まで引き出す神・時間術の通販/樺沢 紫苑 - 紙の本:honto本の通販ストア

 この本によると私は絶望的に脳みその使い方を間違っているらしい。そう、私はいつも眠く重たい感覚があってそれは脳みそのロースペックによるものだと考えていたが、それもあるかもしれないがそもそもの使い方を誤っていたのだ。低スペック脳でも使い方次第でそれなりに使えるようなるはず。この本は私にとって希望の書と言っていい。出会うのが少々遅すぎた気もするが。

まず最初に認識しなければならないのは、脳が最大限にパフォーマンスを出せるのは朝起床後の2時間。脳みそは睡眠中に整理整頓されて起床後に一番整っている状態なのだ。従って起床後にくだらないワイドショー見て脳みそを散らかしたりメールチェックみたいな時間つぶしにハイスペック脳みそを当てるなんて時間つまり命を溝に捨てているようなものなのだ。まじか、、ダメな例全て実践してきたよ、、私の40年を返してほしい。

次に、脳の集中はそんなに続かない。4,50分くらいだとか。疲れる前に小まめに休憩を入れて脳を休めることが大切。私は平気で2,3時間休憩を挟まずに作業することがあるがいつも仕事が終わらず何かに急かされている。これぞまさしく先進国の中で生産性最低を誇る日本国のサラリーマンの姿だ。また、下がった脳のパフォーマンスを再び上げるには運動が効果的らしい。私には運動なんて概念はもう存在していなかった。

最後に夜の過ごし方。夜は脳を休めるために過ごすべき。1日酷使した状態で疲れ果てて眠ったら翌日起床しても脳は回復しておらずローパフォマンスのまま労働を開始することになる。いっこうにパフォーマンスが上がらない脳を使って泥沼の中であがくローパフォーマーの私。

  

しかし私はこの本を知ってしまった。以下を実践して生まれ変わろうと思う。

1. 起床後、なるべく早く脳みそを叩き起こすことに集中する。本当はシャワーを浴びるのがいいらしいが私はその週間は無理そうなので美味しい朝ごはんを時間を意識して作る。子供は一刻も早く保育園にぶち込み、妻と乳飲み子を置いて会社に直行。電車の中では考え事または読書。もう朝にスマホYahoo!ニュースは確認しない。TwitterFacebookRSSも封印。 

2. 会社では軽くメールをチェックし緊急案件がなければすぐに自分の「集中仕事」をこなす。と言ってもあと4週間で退職なのでそろそろクリティカルワークは無くなるはず。頭使う仕事がなければカフェに行ってアプリ制作に打ち込もう。もしくはブログを書く。仕事は1時間単位のタスクを作成し終わり時間を意識する。ストップウォッチWEBアプリでも活用する。締切を設け強制的に終わらせる。締め切り後に無理やり次の予定を入れてしまうのも効果的。ケツカッチン効果。そして強制的に休憩。目を瞑るだけでも効果あり。 

3. ランチは外で。移動して景色を変えるだけで海馬を刺激して脳のリフレッシュに効果あり。そしてスマホは見ない。スマホの情報は脳が散らかる!

4. ランチ後は一番集中力が途切れる時間。睡眠のLTでも触れたがこの時間は体内時計の覚醒が一時的に下がる。

https://ignore-exception.hatenablog.com/entry/2018/12/12/223942

従ってこの時間は「非集中業務」に取り掛かる。メール返信、調整業務etc。眠くなったら軽く昼寝もいい。私はどうせ眠れないが。場所を変えて仕事をするのが脳の覚醒には効果的。 

5. 16:00過ぎ。退社時間が迫ってきたら最後の「集中仕事」に取り掛かる。ラストスパート効果もしくは締切効果で作業効率アップが望める。

6. 帰宅したらもちろん仕事はしない。家事育児のみ!PCも極力開かない。どうせ見るのはくだらないゴシップだし。本は読んでも良い。できるだけ子供と一緒に寝る。

夜やることとして重要なのは、翌日の準備だけは必要。朝ごはんレシピを決め下ごしらえはしておく。そして翌日すぐに取り掛かるべき「集中仕事」の確認をしておく。

夜もうひとつ重要なのはストレスがあればその日に解消しておくということ。宵越しのストレスは持たない。1日サイクルで体調というか脳調を整える。1週間サイクルで土日に休むのは間違っている。そのためには寝る前につらいことは思い出さない。人間は寝る前に考えた人間になる、は名言。特別無条件同化暗示感受習性。

 

このような1日のサイクルを5年も続ければきっと私は生まれ変われるはずだ。期待しかしていない。追加で以下のTIPSも考慮する。

・コルクボードにTODOポストイットを貼り、終わらせるべき仕事を放置しない。

・仕事が早く終わっても仕事をしない!自己投資だけを考えればいい。仕事が増えたときに自分が何を得ることになるのか常に考える。取り敢えずノー!と言っておけばいい。

・今アポ仕事術。今アポを取る。今そのタスクができないならポストイット

・週1で何か運動する。運動後は脳がリフレッシュしてるから「集中仕事」のチャンス。ただし運動は寝る3時間前。

・能動的な趣味の時間を作る。行きたい店リスト。やりたいことリスト。